こんにちは。三刀流プロサーファーの井上鷹です。
いよいよ本日からロングボード開始。
僕の最初の出番はR2H6で、こちらでは午後1時過ぎから始まります。
3人ヒート、また当たった選手
R2は3人ヒートです。ケビン・スクバルナ、テーラー・ジェンセンと同じヒートになりました。
面白いもので、何度も同じヒートになる選手と、一度も当たったことのない選手がいます。
ケビン・スクバルナは、2019年のスペイン戦の時に一緒のヒートになったことがあります。
テーラー・ジェンセンとは、2017年の日本の大会で2回、2019年の台湾で2回当たっています。
ヒート組が決まった後にテーラーに会った時、テーラーに「また一緒だね!」と言ったら「いつもだよ!」と言われました。
ケビンはグーフィーフッターなので、グーフィー波が良くて数も多いこの状況では大変有利です。
そしてテーラー・ジェンセンは、日本でも有名ですが、3度のワールドチャンピオン、そして選手の中で一番というくらい、体の大きい選手です。
戦いは、かなり不利になりそうです。
でも、見る方には面白いヒートになりそうですね。
ガードがつく
ゼッケンをもらって選手エリアを出る時から、浜に行きパドルアウトの時間まで待機したあと海に入る時まで、ガードがつきます。
戻りも、海から上がる時に迎えに来て、選手エリアに戻るまで、やはりガードと一緒です。
浜に行くのにガードマンがついたのはこの大会が初めてです。
ちょっと緊張しますね(笑)
選手エリアも当然ながらガードマンが立っていて出入りのチェックをしますし、大きい大会は違うなあと思います。
ガードマンなのでさすがに見た目は怖そうな人達ばかり!でも皆優しくて、頑張れよとか、よかったよとか、いろいろ言ってくれます。
大勢の観客
平日でも、観客はたくさん。
スタンバイで海まで歩く間、ガードマンがいた方が絶対いいね、というくらい、人がいます。
こんなにたくさんの観客がいるところでサーフィンするのは初めてです。
うまく乗ってインサイドまで来ると、観客が「おお~っ!」と言って拍手してくれるので、とても張り合いがありますね。
ヒート内容
このヒートの上位2名はR4へ、3位はR3に進みます。
R3はいわゆる敗者復活戦。
つまり、ここで3位でももう一度チャンスがあります。
しかし、サーフィンの勝敗は運に左右されるところが大きいので、なるべく少ないヒートで済ませたいところ。
ですから2位以内に入ろうと皆必死です。
ヒートは波数が結構あったので、皆でそこそこの数を乗りました。
グーフィーフッターのケビンはやはり、レフト波に乗っています。
波自体はレフトの方がいいのですが、僕はレギュラーフッターなのでそもそもレギュラー波の方が乗りやすいですし、波のサイズが頭オーバーの状況ではなお、レギュラー波でないと乗りにくいです。
幸いレギュラー波もあったので、レギュラー波を探して乗りました。
ゲッティングアウトが大変
結構ダンパーでセットでドン!と3本くらい続けて大きい波が来る上に、流れが強い状況なので、ゲッティングアウトが大変!
潮の状況によっては、まるで川が流れているように流れが強く、大会会場からピアの反対側まで流れて行ってしまうくらいです。
ショートや、ロングでも体格の大きい人達はドルフィンスルーが出来ますが、僕は出来ないので、板を折らずにゲッティングアウトするのは大変なのです。
最初はピアの反対側に抜けて沖に出ましたが、後では浜を走って別の場所から海に入りゲッティングアウトしました。
これもタイミングを見計らって入らねばならず、結構大変です。
結果
波が大きくあまりアナウンスがよく聞こえなかったのですが、接戦だということはわかりました。
何とか2位に入りたかったのですが、僅かな差で3位になりました。
次はR3です。
ここで上位2位に入ればまた本戦に参加出来ますが、3位だと終了で、いわゆる1コケです。
日本語では「敗者復活戦」というのであまり悪くない印象ですが、英語では直訳すれば「排除ラウンド」、しかも「恐ろしの」などという形用詞がつき、「避ける」という語も使って、「恐ろしの排除ラウンドを避けることが出来た」などと表現されたりします。
実際、この恐ろしのラウンド行きは避けたいですが(笑)
しかしその「恐ろしのラウンド」を避けられなかった僕としては、次のR3では意地でも2位以内に入らねば!
動画はこちら👇
それでは、また!
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