こんにちは。三刀流プロサーファーの井上鷹です。
このサイトにお越し下さりありがとうございます。
R2
昨日途中で中断した男子R2からスタート。
僕は後半のヒートに入っていて
R1の時には一番大変なコンディションの時に
ヒートが行われましたが、
今日は3つ目のヒートなので、
比較的コンディションの良い時に
ヒートが行われます。
僕は体が小さく軽いため、
R1のようなガタガタの波は
大変苦しいので、よかったです。
大会の時は波に恵まれませんが、
このヒートは比較的良い波に乗れたおかげで
いいライディングもしやすく、
勝ち上がることができました。
楓のR3
ワイルドカードで出場する者の宿命として、
ランキング上位選手と当たります。
今回、ワイルドカードで出場した選手は
楓しかR3に残っていないため、
楓は世界ランキング1位の選手と
当たることになりました。
波は小さく波数も少なく、
時間帯も一番悪いという頃。
本領発揮できないまま
それなりにいいライディングはしていたのですが
あまり点が伸びず、
敗退してしまいました。
僕のR3
そして僕のR3。
R3はH8までありますが、
僕のH6で今日は終了することになりました。
R2に引き続き
コンディションはそんなに良いわけではないのですが、
いつも波運に恵まれない僕が
比較的いい波に乗れました。
ベルズには乗るポイントが２つあり、
波の小さい今日のようなコンディションでは
向かって右奥のポイントを使います。
大会クライテリア（採点基準）にも書かれているのですが、
奥の方から手前まで
目一杯乗るのが良しとされます。
その奥の方からの波に
乗ることができました。
奥から手前まで乗れる波に乗れて、
ノーズもマニューバーも入れられて
なかなか気持ちよく乗れました。
相手選手は手前からしか乗っていませんし、
あまり点数も伸びていません。
ヒートの最後にもう1本乗って、
よっしゃ、という感じでしたが
上がってきたら雰囲気が何かおかしい。
点数の発表もありません。
いや～な予感。
でも、相手選手のニードポイントはヒートベストを
超える必要があります。
その時点までの相手選手のポイントからすると
相当きつい状況です。
また、相手選手はガッカリした感じで海から上がり、
ゼッケンを脱ぎ（勝つ可能性があるなら、
インタビューがあるのでゼッケンは脱ぎません）、
少しでもいいライディングをしたらすぐ大騒ぎする応援団は
し～んとしているし、
選手エリアに入れば
見ていた人達は「ヤッター」と言うために
発表待ちをしている風でしたし、
通常勝ったと思われる方を追いかけるカメラも
僕を追いかけてきましたから、
誰もが僕の勝ちを疑いもしませんでした。
ところが、逆転のアナウンス。
その場にいた人達は
呆れかえって言葉も出ません。
カメラマンは慌てて
相手選手のところに走っていきました。
後で聞いたら、
ライブ放送の解説者も
「タカのライディングは7～8点だろう、
相手のニードポイントはさらに高くなるから
逆転は難しい」
と言っているんですね。
後味の悪い試合となりました。
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