こんにちは。三刀流プロサーファーの井上鷹です。
今回は、マーボーロイヤル大会の目玉でもあるロングボードビンテージ部門の様子をお届けします。
乗るボードはくじ引きで決める
こちらは、1970~80年代のビンテージボードを、くじ引きで引いて乗るボードを決めるという大会です。
通常の大会では自分用のボードに乗りますが、この大会では自分用のボードではない上に、軽いボードが出回っている現況からすると重くて大変乗りにくいボードに乗るので、思うように乗れない、従っていつものライディングとはかなり異なる、というところに面白味があります。
R1で引いたボードは、提供されたボードの中では重い方のボードで、フィンが僕の顔よりはるかに大きいDフィンだったので、ライディングはかなり苦労しました。
僕は体重が軽いので、重いボードは動かすのに苦労します。
一応ラウンドアップしました。
SFでは10点を付けたジャッジも
SFでは、R1よりは乗りやすいボードを引き当てました。
乗る自体大変だったR1より乗りやすかったおかげで、ライディングもより良いものができました。
既存の技名をつなげてライディングを説明するMCの声や浜での歓声が聞こえたので、「ビンテージボードでいかに普通のボードのように乗れるか」見せるより、普段見ないようなライディングを見せる方がいいかなと思って、この後はFLも含め、出来そうな状況の時は、「大会」では普通しないようなライディングをすることにしました。
このライディングには、10点を付けたジャッジもいました。
FLでは新技「ディ・イノウエ」誕生
今回、解説者として、スキーオリンピアンの荻原次晴さんが来ておられました。
インサイドで、バックウオッシュを利用したジャンピングをした時に、「スキーのジャンプをさせたら上手だろう」と荻原さんが言って下さって嬉しかったのですが、さらに嬉しいことに、その後にしたライディングに「新技ですね、ディ・イノウエという名前にしましょう!」と言って下さいました!
体操などでは新しい技が出た時、その技に初めて披露した人の名前がつけられたりしますが、サーフィンとは違う種目のトップアスリートから新技ということで命名して頂けるとは光栄です!
今後この技が定着するくらい再現していきたいですね。
楓
楓も最初のヒートは僕のR1の時と同じボードだったので、大いに苦労していました。
それでも何とかラウンドアップ。
FLは最初のヒートよりいいボードに当たったおかげもあって、コンビネーションライディングに成功。会場を沸かせていました。
桜
体重の軽い桜にビンテージボードはどれをとっても重くて大変。
波に乗る時の方向転換さえも大変で、タイミングが遅れて全然乗れませんでした。
放送で「きれいでキュートなスタイル」と褒めて頂きましたが、残念ながら最初のラウンドで敗退してしまいました。
大会の様子はこちらから⇩
では、また!
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