こんにちは。三刀流プロサーファーの井上鷹です。

ロングボードの聖地と言われるマリブでの、WSLワールドロングボードツアー最終戦。

大会日程は2日間なので、今日が最終日となります。

オーバーラッピングヒート

R3は「オーバーラッピング」という型式のヒートで試合が行われることになりました。

2つのヒートを、ヒート時間の半分ずつ重ねるものです。

今回40分ヒートだったので、前半20分は自分より順番が1つ先のヒートと、後半20分は自分より順番が後のヒートと重なります。

マンオンマンヒートですが、結局海の中には4人の選手がいることになります。

僕は第3ヒートだったので、前半20分は第2ヒート、後半20分は第4ヒートの選手と重なります。

R3

どのヒートも皆必死でやりますが、このR3はR1と並んで必死度が高いヒートです。

というのも、ここを勝ち上がると次はQF(クオーターファイナル)で、「ラウンド〇〇」という言い方と違って「〇〇ファイナル」という名前になるラウンドだからです。

そのR3、相手はハワイのベテランサーファー、カイ・サラス。

2019年第2戦のSFで対戦しました。

その時はヒート前に失神してしまい、判断力が落ちた中での試合となって、接戦でしたが最後に波が来なかったこともあって負けました。

今度は勝ちたいところです。

最初の1本から5点台と、まあまあの滑り出し。

しかし相手も当然ながら黙ってはおらず、5点台を2連発。

僕はなかなかいい波が来なくて、点を伸ばせません。

後半に入ってきた、次のヒートのベン・スキナーが、いい波に乗って高得点を出しました。

僕の位置からは乗れなかったのでどうしようもないですが、それに乗りたかったです。

途中でハングヒールをしたライディングは、「鷹スタイル」。

3回目はメイクできませんでしたが、2回目までメイク。

見ている人に面白がってもらえてよかったです。

ヒート終了直前に乗った最後の1本は僕のベストスコアとなりましたが、ニードポイントには届かず。

結局、いつも通りいい波に乗れず、負けました。

負けたのは残念ですが、全力で乗っていたカイと互角のいい戦いができたし、最後にベストライディングとなるライディングができたので、よかったです。

観戦とインタビュー

負けたのであとは他のヒートの観戦、そして合間に何人かの選手にインタビューしました。

インタビューをした選手も言っていましたが、皆才能ある選手達なので、試合は見ていて大変勉強になります。

単純に見ていて面白いですし。

今回のインタビューでは、以下の選手達が自国のサーフポイントの紹介をしてくれました。

それらの国にサーフトリップを考えている方には役に立つと思います。

また、大会のためにどんなことをしているかも話してくれました。

大会に出ない方にも、世界のトップ選手がどう考え何をしているかというのは、ためになると思います。

ぜひ最後までご覧下さい。

オフィーリ・アクエン選手、レユニオン島、ポイント名サンル

ルーカス・ガリッド・レッカ選手、ペルー、ポイント名チカマ、カボブランコ、ウエコ、パニックポイント

タリー・ホワイト選手、オーストラリア、ポイント名マンリー

トニー・シルバーニ選手、大会について

他にも、話の中のちょっとしたことが参考になったりします。

締めくくりはこれ以上にないサーフィン

試合も終わったことだし、ショートで入りました。

マリブと言えばロング、というイメージですが、意外とショートにいい波です。

ショートボーダーも入っています。

マリブと同様ロングに良い波で有名なヌーサのファーストポイントより、マリブの方がショートにはいい波です。

似たような年ということもあり仲良くしている、ジョエル・チューダーの息子のトシュとパーティーウエーブをしました。

1発でうまくできて、僕達もうれしかったですが、見ていた皆も喜んでくれて、最高の締めくくりとなりました。

それもYouTube動画で見ることができますので、ぜひご覧ください。

それでは、また!

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