安西教授と対談中

こんにちは。
三刀流プロサーファーの井上鷹です。

本日は千葉大学医学部副学部長の安西尚彦教授との対談についてです。

安西尚彦 千葉大学大学院医学研究院薬理学教授
千葉大学医学部副学部長、千葉大学附属図書館 亥鼻分館長
第96回日本薬理学会年会 年会長(2022.11.30-12.3、パシフィコ横浜)
公益社団法人 日本薬理学会 理事
一般社団法人 日本生理学会 理事
(獨協医科大学医学部 特任教授)
(日本医科大学 客員教授)
web site (blog) 「捄国異能塾(ふさのくにいのうじゅく)」👈クリック!
Facebook「捄国異能塾」👈クリック!
Twitter「捄国異能塾」@fusanokuniinou

動画はこちら👇

YouTube対談千葉大医学部後編

千葉大学医学部訪問(前編)もあります。
記事👈
安西教授のブログ内に紹介記事があります。👉 (前編) 👉(後編)
YouTube👇

医学部副学部長安西尚彦教授

安西教授は「捄国異能塾(ふさのくにいのうじゅく)」を主催されていて、「異」なる「能」力を持つ人に興味がおありで、いろいろな分野の才能のある人に積極的にお会いになられるそうです。

加えて、千葉大学医学部の広報の仕事もされているため、「プロサーファーとの対談」に興味を持ったとのことでした。

加えて、これまで野球やテニスなどいくつかのスポーツに関わってこられたものの、サーフィンは初めてということで、なお興味をそそられたそうです。

安西教授のお部屋で

一流の人には偏見がない

サーフィンは世間的にはあまりイメージが良くないので、うさんくさそうな顔をされることが多いですが、前回の市川教授、今回の安西教授、共にそんなことはなく、「面白そう、会ってみよう」と思って下さいました。

一流の方というのは、偏見とか自分と違うものに対する拒否反応というものはないどころか、違うものに積極的に触れようとする傾向があるようです。

「研究」は、いろいろなことに対して興味や関心を持ち、情報を集めないと出来ないからという職業上の理由もあるのでしょうが、一流の方はそもそも度量が広いのではないかと思います。

「教授」というと堅苦しい感じがしましたが、お二人共大変気さくで、気づけば仲間内で話しているように盛り上がって話していました。

僕も「偏見」を持っていたということですね。

一流にはまだまだ及びません。

きっかけは思いもしないもの

ご自身はスポーツをされるわけではないそうですが、これまでにスポーツにはいろいろ関わってこられたとのこと。

「FC町田ゼルビア」というサッカーチームの立ち上げに関わられたきっかけは、「パソコンを使えてデータ入力などが出来る人が欲しい」ということだったので自分が手伝うことになったということだそうです。

僕も、浜に流れ着いていたボディーボードがきっかけでサーフィンを始めたのですが、出会いやきっかけというのは思いもしないところにあるもののようです。

今回、教授は思わぬことでサーフィンに接することになられたわけですが、これをきっかけにサーフィンに興味を持って頂ければと思いました。

「教授」は忙しい職業

「教授」は、学生への教育、研究、が仕事、と言っても、その内容は多岐にわたる上、社会活動も広く行うなど、することが多い忙しい職業ということがわかりました。

三刀流どころではないですね。

そのような多忙な中、精力的にいろいろなことに取り組んでおられるご様子に、僕もまだまだ頑張らねば、と思いました。

今回「対談」が実現したことに感謝です。

安西教授と対談中

お金の話

決まった給与が得られるようには思えないサーフィンのプロはどうやって活動資金を捻出するのか興味があったということで、ご質問を受けました。

何故興味があったのかというと、ご自身の研究や大学の広報のための活動費の捻出には苦労されているからということです。

「サーフィンをしたいが、サーフィンをするためにまず活動費を用意することを考えねば」というプロサーファーと同じ悩みを、研究者も持っておられるわけです。

考えれば、サーフィン同様、 熱心に研究をすればその分多くの研究費がもらえるというわけではないでしょうし、医学部の研究となると費用も相当な額になるため、お金のことを悩まないとならないわけですね。

解決の糸口としては、「一般の方に広く知られること」を挙げておられました。

何事も、いかに広く知られるかがカギですね。

意外にも共通の悩みがあるとわかり、教授という職業に親近感が湧きました(笑)

資金の捻出のことは、常に考えておられるとのことです。

資金のことを考えずに活動に没頭したいものですね~と意見が一致しました。

専門外の資金集めという作業をすることはかなりの負担になるからです。

資金集めの得意な方が資金集めの部分を担当して下さると、大変有難いのですが!

自分の得意分野を持ち寄って統合すれば、効率よく大きな仕事が出来ます。

そんな仕組みがあればいいなと思いました。

安西教授と対談中2

プロサーファーも「研究者」

話していて思ったのは、医学部教授とプロサーファーに意外と共通点が多いということですが、坂本先生がそれが何故か、ご指摘下さいました。

プロサーファーはサーフィンを研究する研究者だ、ということです。

言われてみればそうですね。

研究対象が医学かサーフィンか、という違いはあっても、「研究する」のが職業という点は同じなので、共通するところも多いということですね。

それで、同業者(!)の教授のお話しはとても勉強になりました。

「今の技術を磨きながらも違うことにチャレンジする力(ダイナミックケイパビリティ)が大事」とか、

「いろいろな異分野の人と話して、いろいろな人の持っている物を学ぶのが大事」とか、

「日本、日本人のいいところ、日本らしさに自信を持って進めて行く」とか、

自分でも努めてきたことではありますが、言葉でそう言えるレベルではありませんでした。

今回そのように言われて、はっきりそれを意識出来たので、今後はしっかり意識して取り組んで行こうと思います。

また、人と違うことをしてきたためになかなか理解を得られず日本では苦労して来られたものの、外国では偉い先生が『面白い研究だな』と気軽に言ってこられるというお話しには、元気づけられました。

人の理解はなかなか得られなくても、自信を持って、今後も鷹スタイルでやっていこうと思います。

教授の研究、成功すれば世界初!

ここにも教授との共通点がありました。

「誰もしていないこと」に挑戦しているということです。

そして、その対象は、僕が今年初めに手術した腫瘍に関連する内容なのです。

何か不思議な縁を感じました。

安西教授と坂本先生は今ご一緒に、ガン細胞の成長を止める薬の開発という、成功すれば世界初となる研究をされています。

僕は今年初めにした手術は腫瘍切除でした。

シーズンオフで試合がなかったため、発見後すぐに手術して腫瘍を切除することが出来ましたが、これがシーズン中だったら、すぐに手術をするわけにはいきません。

せっかく早く発見しても、手術はシーズンオフまで待つとなると、手術までの間にどんどん病状が進行する可能性がある上、それを心配しながら日々を過ごして精神的にも苦しくなるという、不安でいっぱいの生活をせねばならなくなります。

しかし、先生方が研究中の薬が出来れば、シーズンオフになるまで安心して待つことが出来ます。

スポーツ選手でなくても、今手術が出来ない人は多いことでしょう。

手術をしたくない人もいると思います。

そんな人のために、ガンの成長を止められる薬があれば!

成功して、薬が出来ることを祈っています。

安西教授(左)、坂本先生と

勉強になりました!

「いろいろな異分野の人と話して、いろいろな人の持っている物を学ぶのが大事。」「人として自分を磨くことがすごく大事。」とおっしゃっておられましたが、今回、安西教授、市川教授、坂本先生、異分野の第一線を行く方々からいろいろなお話しをお聞き出来て、とても勉強になりました。

これからも、そういうことを大事にして、やっていきたいと思います。

まとめ

予定時間をはるかにオーバーしましたが、教授に構内を案内して頂き、美しい桜や新旧の校舎を見、お話しをお伺いするという貴重な体験が出来てよかったです。

校舎内の古時計
時間を忘れて話し込んでいました。

では、また!

Tags:

Comments are closed

[custom-facebook-feed]
2021年3月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
YouTube
YouTube
Instagram
Follow by Email