後ろにはピア(桟橋)

California Vlog1🇺🇸

こんにちは。
三刀流プロサーファーの井上鷹です。

コロナウイルスの影響で中断していたワールドツアーが、再開されることになりました。

1戦は何とサーフランチで、そしてもう1戦が「ロングボードの聖地」と言われるマリブで行われます。

僕は両方とも初めての場所なので、とてもワクワクします。

もうすぐアメリカ
もうすぐアメリカ

関連動画⇩

久々のフライト

大きいボードケースをカートに乗せて空港内を歩いていると、海外遠征という感じがします。

ボードを運ぶ

海外遠征も何回目かになり、少しは慣れてきましたが、出入国の手続等は面倒で好きになれません(笑)

しかしそれが終わって飛行機の中に座ったら、後はしばらくゆっくり出来るので、その点はいいです。

最近はあまりノンビリする暇がなく、飛行機の中が一番ノンビリしている気がします。

上空から眺める景色に毎度感動し、面白そうな映画を見てリラックス。

長時間フライトもあまり気になりません。

時差ボケをものともせず

久しぶりの長時間フライトで時差ボケしました。

ちょっとフラフラする感じです。

でも、到着日にも練習出来るように早い時間に到着するフライトを選んでいたので、早速マリブに向かいました。

「マリブ」と呼ばれている中でも、WLTの大会が行われる「ファーストポイント」という、ピア(桟橋)の横のところに入りました。

どこであっても初めて行く場所はワクワクしますが、一度はサーフィンしてみたいと思っていた「ロングボードの聖地」ですから、なおワクワクします。

果たして!?

空港からマリブへ向かう途中
空港からマリブへ向かう途中

マリブ(ファーストポイント)の波

ブレイクするポイントは、ファースト、セカンド、サードと主に3つあります。

大会はファーストポイントで行われるため、僕はファーストにしか入りませんでした。

さすが「ロングボードの聖地」と呼ばれるだけあって、ロングに良い波がありました!

途中でカットバックをする必要はあるものの、どんどんショルダーが張ってきて、ずっとノーズにいられるんです!

波は速いのですが、その分どんどん後ろから押してくれる感じです。

とにかくロングライドが出来ます。

ハングテン
ハングテン

「ロングボードの聖地」というので、ノーズにはいいがマニューバーにはあまり向いていないのかと思っていましたが、マニューバーにもいい波でした。

掘れ過ぎずタル過ぎず、ロングボードの長さを活かしたマニューバーを描くのに適した波でした。リップなどの縦系よりカットバックなどの横系の技にいいです。

ラウンドハウス
レイバック

僕のホームポイントの伊比井はロングライドが出来る波がほとんどないので、嬉しいですね。

ただ、人が多く、前乗りが当たり前という状況なので、全体としては「ゆったり」という雰囲気ではありません。

だからといって、日本から行くのですから、皆さんは前乗りされないように!

ローカリズムも結構強いです。

また、日本と異なり、「リーシュ着用」というルールはアメリカには基本的にないので、板が流れてくる可能性があることにも注意が必要です。

待った上に奥から乗って行っても、途中で乗ろうと構えている人に「Kill you!」とか「F××k」とか怒鳴られたりすることもよくあります。

アメリカでは、マリブはあまり平和的ではないことで有名だそうです(笑)

マリブに行こうと思っておられる方は、その辺り十分ご注意下さい。

マリブピア
マリブピア

ロングボードだけではない

日本では「ロングボードの聖地」と呼ばれていますが、ショートボードやSUPも入っています。

割と波が掘れているので、サイズがある時ならショートでも楽しめる波です。

実際、ショートボーダーも結構入っていました。

僕も大会終了後にショートで入りましたが、うまく乗れました。

最近は日本でも「二刀流」プロサーファーが増え、いろいろなボードに乗るサーファーが増えましたが、まだまだ少数派です。

また、「〇〇ボードは入水禁止」などの決まりがあるポイントも多いです。

「いろいろなボードが共存出来るように」という理念を掲げて「Share Ocean Life」というグループが出来るほどです。(僕も参加するグループです。)  

しかし海外では同じ海の中でいろいろなボードに乗っている人がいるのが普通です。

マリブもその例に漏れず、「ロングボードの聖地」と言っても「ロングボードに理想的」というだけで、「ロングボード以外は禁止」というわけではありません。いろいろなボードが入っています。

こういうところを是非見習っていきたいですね!

その他マリブ関連情報

近辺の宿泊施設は料金が高いので、少し離れた場所に宿泊し、マリブまで通うのがいいかと思います。車はアメリカでは必須です。

駐車場は有料(1日20ドル)ですが、道路上に駐車可能なスペースがあり、そこに停めることが出来れば無料です。

大会があったのはピア(桟橋)のすぐ西側ですが、サーフィンが出来るポイントが周辺にいくつか並んでいます。

いずれの場所にも、有料駐車場または無料の路上駐車場があります。

海水浴や観光、レジャー目的で来る人も多く、食事の出来る店やサーフショップなどもたくさんあり、便利になっています。

26マリブ縦列駐車
混んでいるとこんなにギッチリ車が並び、駐車が大変

マリブ以外のその他のポイント

僕は残念ながら行っていませんが、マリブ以外のポイントとしては、マリブの少し北側にベンチュラ、リンコンなどロングボード向きの波があるポイントがあります。

マリブに行く機会があったら、周辺のそれらのポイントにも行く予定を組んでおくといいのではないかと思います。

まとめ

やはり「ロングボードの聖地」と呼ばれるところですから、機会があったらロングボーダーは是非行ってみたいところですね。

それでは、また!

いかにもカリフォルニアという風景

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