こんにちは。三刀流プロサーファーの井上鷹です。
僕と同じ三刀流プロ目指して、JPSAショート第3戦プロトライアルに妹の楓が出場することになりました。
会場の茨城県大洗町
会場となる茨城県大洗町は、楓は初めてです。
僕は何度目かな~?
実は、僕が初めてプロトライアルに参加したのはこの大洗町で開催されたさわかみ杯なので、この大会は結構思い入れがあります。
茨城のこともJPSAのことも、それから数年後の今の様子も何も知らずにやってきた当時を思い出し、懐かしく思います。
ここの大会は、地元茨城のサーフィン連盟の協力も大きいせいか、地元の方がたくさん見に来て下さって、エクスプレッションセッションがあったりくじ引き会があったりという、他のJPSAの大会とはちょっと違う趣で開催されていました。
それで、気に入っている大会です。
今年はコロナの関係で無観客試合となったので、それらがなくなり、ちょっと寂しいですね。
波の状況
この会場では、試合前の練習の時は結構波のサイズがありいい波が来るのですが、試合になると小波でどれに乗ればいいのかわからないような波が多かったので、小波対策を考えてやって来ました。
ところが、僕達が来る前は小波だったそうですが、到着した日辺りからサイズが上がり、しかもジャンクでゲッティングアウトもままならないようなハードコンディション。
まさかこんな風になるとは!
本当に、波はわかりません。
僕はコーチ役で浜にいましたが、海の中にいる楓には見えないというか、見る余裕もないようなコンディションとなりました。
試合開始
試合は女子トライアルから開始です。
楓は第5ヒートです。
最初からプロ合格者が出て「よしよし」と思っていたのですが、楓のヒートになったら急に厳しいコンディションになりました。
ヒート開始間もなくの会場内放送では「波も良く」などと言っていたのですが、ヒート終了後には「厳しいコンディションで低得点でしか争えない大変なヒートでした」と言うほどの厳しい状況でした。
次のラウンド2はいい波が来れば、と願いましたが、またも悲惨なヒート。
同じヒートの選手達とは同じ条件とは言っても、会場内放送ではありませんが「低得点でしか争えない大変なヒート」はやはり不利です。
まず、点数での合格は望めなくなるります。
そして、勝ち上がりも難しくなります。勝敗が運に左右される度合いが上がります。ちょうど波がないタイミングに当たりうまくゲッティングアウト出来たり、(いい)波が運よく自分のところに入って来て乗れたりする者が勝つ可能性が高くなるからです。
僕もいつもラウンド中最低というくらい悪いコンディションのヒートに当たり、その大変さはよく知っています。
楓も同じく、ヒート運、波運が悪い?
困ったものです。
ツイているか!?
それでも出だしはまあ良かったのですが、その後が乗れず、3位敗退、がっかり・・・
と思ったら、最後にインターフィアがありました。
それで2位になって本戦進出となりました。
ヒート運は悪かったものの、これはツイているのでは?
ラウンド中最悪の大変厳しいコンディションを既に2つこなし、しかもトライアルR2の後すぐにこの本戦R1でかなり疲れて大変とは思いますが、ここを勝てば三刀流プロ!
よしこのまま頑張れ~!
と思いましたが、本戦のヒートもまた悪コンディション。
点数の合格は見込めないので勝ち上がるしかありません。
またも運勝負です。
果たして合格できるか?
なかなかゲッティングアウトが出来なくて、ハラハラしながら見ていました。
とにかくアウトに出て、1本でもいい波が来て、乗ってくれれば!
他選手も皆同じように乗れなくて、ヒート終盤の楓のニードポイントは1.01点。
「立ってちょいと当てれば出る」くらいの点数です。
しかしこのコンディションですから、海の中の本人にはわからないのでしょう。
「とにかく乗れ~立ってちょいと当てろ~!」と思うのですが、波も来ないし、最後に一応乗ったものの0.93点。
1.01点くらいなら出そうな内容だったのですが、ニード届かずとなりました。
残念~!
楓も元気がない・・・まあ、あの悪コンディションの中、1日に3ヒート、特に後の2つは続けて行われたし、疲れただろうしね~お疲れ様!
せっかくのチャンス、生かせればよかったんですが!
でも、それがなかなか難しいことなんですよね。
また次に向けて頑張ってくれればと思います。
では、また!
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