R2エアリバ―ス

こんにちは。
三刀流プロサーファーの井上鷹です。

本日は男子ショートボードR2、R3が行われます。

まずはR2H10。

昨日と同様、波のコンディションは一番悪い頃です。

さて波のコンディションはどうなることか?

ヒートの時間帯

女子のR1の後に男子R2とのことで、僕のヒートはまたもコンディションが悪い時間帯です。

そして、今日は昨日よりサイズダウン、風も強くなっているので、余計にコンディションが悪くなります。

ヒートが近づくにつれ尚状況は悪化して、エアーが出来るような波も無くなってきました。

そもそも波数も減ってきています。

これはまた苦戦だな、と思いました。

そんな中ではいい波が!

しかし、そんな中ではいい波が来ました。

やった、ラッキー!とばかりに乗りました。

エアリバ―スも含め4発全て違う技を入れたコンビネーションのライディング、しかもインサイドまで乗りつなげました。

エアリバ―スの後に技を入れるのは簡単ではありません。

特にこの時のような、サイズもなくパワーのないコンディションの時は、エアリバ―スを1発入れるのも大変。

だから、かなりいいと言えるライディングです。

R2エアリバ―ス

何発もリップを入れたライディングで「リップ1発1点」などと言われるくらいですから、単純に考えても、他のヒートの選手の同じような技と比較しても、エアリバ―ス+αとなれば5点は堅い。

・・・はずですが、四捨五入すれば4点となる4.43点。。

エアリバ―ス1発と変わらない、下手すればそれ以下と言えるくらいの点数です。

またか~(苦笑)

そしてその後、4位だった緑の大澤伸幸選手が5.0点を得点。

この時に僕の4位敗退が決定しました(笑)

ライディング動画はこちら⇩

JPSA開幕戦ショートR2

ジャッジクライテリア(採点基準)

サーフィンの場合、フィギュアスケートや体操のように、「○○の技が出来たら○○点」という明確な基準はありません。

波のコンディションや、波のどこを使ってサーフィンするかなど、決められない「波」という要素の影響が大きいためです。

ですから、一口にエアーとかカットバックとか言っても、どんな波のどんなところで行ったかによって、点数は随分違ったりします。

また、同じヒートの他選手との相対評価で点数をつけます。

ですから、基本としては、同じヒートの他選手と同じ技をした場合に、その選手よりいい内容であれば、その選手より高い得点を得られます。

とはいえ、「採点基準」「ジャッジ基準」というものは存在します。

JPSAのそれに当たるものは「ジャッジクライテリア」と言い、以下の通りです。

ショートボード

選手は、以下のジャッジング基準にそって演技をしなければならない。

1. コミットメント(積極性)難易度

2. 革新的進歩的なマニューバ

3. メジャーマニューバの組み合わせ

4. マニューバの多様性

5. スピードパワーフロー

※ 得点基準のうちどの要素を重視するかは、ポイントの地形や当日の波のコンディションによって変動する。

波が来ず

しかし、だからと言って試合を放棄したわけではありません。

さてどうするかと言えば、もうセットを待つしかありません。

ニードポイントは4点超、このコンディションでは手前の波を拾って乗って出せる点数ではありません。

緑の大澤選手と一緒に波待ちしました。

結構長い間待ちました。

しかし、ヒート終了までにセットは来ませんでした。

ヒート終了直後、上がって来る時に、1本波が来ました。

エアーの出来る波でした。

もう少し早く来てくれれば。

でもまあ、試合はそんなものです。

応援有難うございました

というわけで、またも「毎度1コケは脱出したものの次で敗退」のパターンとなりました。

しかし、R1、R2を通して「見ていて面白かった」というメッセージをたくさん頂いたので、久々のサーフィン大会のライブ配信を楽しみにしていて下さった方のご期待には応えられたかと思います。

明後日からはロングボードです。

こちらも是非ご覧下さい!

R2前ウエイティング

では、また!

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